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男性型脱毛症の治療薬として有名なプロペシアですが、残念ながら現在のところ健康保険の適用外となっています。
つまり、プロペシアの購入にかかる費用は全額自費ということで自腹の支払いになってしまうので、その分、治療費が高くかかってしまうことになります。
では、このようなプロペシアの費用は、医療費控除の対象になるのでしょうか?
結論から言うと、プロペシアの費用は、医療費控除の対象になる場合があります。
医療費控除とは、その年の元旦から大晦日までの間に、納税者が自分や自分と生計を同一にしている配偶者、その他親族のために支払った医療費が多い分を税金から控除となるシステムです。
具体的には、実際に支払った他の医療費との合計から、保険金などで補填される金額の10万円を引いて、残った分が控除対象となり、最大で200万円までの控除がされるというわけです。
プロペシアの費用が医療費控除の対象になるためには、以下の2つの条件を満たす必要があります。
プロペシアの費用が医療費控除の対象になる2つの条件
つまり、プロペシアをAGAの治療のために医師の処方箋に基づいて購入した場合は、医療費控除の対象となるということです。
ただし、注意点として、海外から個人輸入したプロペシアの費用は、医療費控除の対象にはなりません。
また、AGAの治療を行う医療機関が遠方にあり、そこで治療を受けるのに交通費がかかる場合は、条件付きで医療費控除の対象となることがあります。
その条件とは、遠方にある医療機関でなければ治療ができないという正当な理由があることです。
ちなみにこの判断は医療機関側ではなく、税務署で行われますので不明な場合は所轄の税務署で確認すると良いでしょう。
プロペシアの医療費控除を受けるためには、確定申告を行う必要があります。
確定申告の際には、以下の書類を用意する必要があります。
確定申告の際に用意する書類
医療費控除の明細書は、国税庁のホームページからダウンロードすることができます。
医療費の領収書は、医療機関で受け取った領収書を保管しておきましょう。
医療費控除の証明書は、保険金や給付金を受領した場合に、受領した機関から発行されます。
確定申告は、原則として翌年の3月15日までに行う必要があります。
プロペシアの費用を医療費控除の対象にしたい場合は、確定申告を行う際に、上記の書類を用意して、医療費控除の申請を行うようにしましょう。
なお、確定申告は、税務署の窓口で行うこともできますが、最近では、無料で使える確定申告ソフトなどもありますので、このようなソフトを使うことで意外と簡単に申告することができますので参考にまで覚えておきましょう。