プロペシアは白髪が改善するの?
抜け毛の問題と同じく、髪の毛の問題としては白髪があります。
白髪とは、端的に書いてしまうと色素細胞であるメラニンがうまく働かなかったことから起こるものだと考えて良いでしょう。
この白髪とプロペシアにはなにか関係があるのかと言うと、ほぼ関係ないと言って良いでしょう。
プロペシアの主成分はフィナステリドというもので、テストステロンという男性ホルモンが、5アルファ還元酵素と結合するのを防ぐ効果があります。
一方で、白髪の原因となるのは幾つかありますが、代表的なものは上でも書いたように色素細胞であるメラニンが関係していて、毛髪からメラニン色素が抜けたものが白髪です。
つまり、白髪とプロペシアに関しては因果関係がないと言っても良いでしょう。
また、プロペシアの副作用という点で見ても、白髪に関するものはありませんでした。
副作用として代表的なものは、男性機能の低下、ED、肝機能障害などです。
そこで副作用といった点から考えても、プロペシアと白髪は関係ないと言って良いでしょう。
ただし、口コミなどを見ていると、まれにプロペシアを服用することで白髪が増えたといった意見もあり、まったく関係ないとも言い切れないそうです。
医学的に見た因果関係は最初に書いた通りに、まったくと言っていいほどありません。
しかし、中には白髪が増えたなどの症状を感じている人もいらっしゃることは覚えておきましょう。
ちなみに白髪を改善するには、食事や生活習慣を見直していくことが、一番の近道だそうです。
基本的には栄養のバランスがとれた食事、規則正しい生活習慣などを行い、健康的な生活をすることが重要ですね。
管理人シバやんも白髪がとても気になってきていることもありました。
白髪に関しては、昔からの白髪伝説があります。
たとえば、
「昆布やワカメを食べると髪が黒くなる」とか、
「ストレスで一夜にして髪が白髪になる」、
「白髪は抜くほどに増えていく」とかのよく言われる話です。
どこの誰が言った話なのかわかりませんが、毛包脂腺系の発生やヘアサイクルのメカニズムが不明だったころの話と思います。
「昆布やワカメを食べると髪が黒くなる」では、昆布、ワカメ、ヒジキなどを食べることで髪が黒くなると信じられていましたが、これは昆布や海藻類に含まれるヨードやミネラルが髪に良いという誤解で、食べることで髪の色が黒くなったり、丈夫になったりするということになったのではないでしょうか。
同じようにしてサプリメントでも同じだそうで、摂取することで髪が黒くなることはないそうです。
ただし、先にも書きましたように、規則正しい食事を食べることは大切で、極端に食事料を減らすダイエットなどで栄養失調な状態は、成長期にある髪の発育にも障害をあたえるそうです。
髪の色を決定する毛母メラノサイトで作られるメラニン色素のフェニールアラニン、チロシンが欠乏するため、メラニン自体の合成量が減り、髪の色素が淡くなってしまうからだそうです。
「ストレスで一夜にして髪が白髪になる」では、髪そのものは、発毛した時点ですでに角化して死んでいる細胞からできているものですので、強いストレスなどを受けても黒かった髪が白く変色することはないそうです。
「白髪は抜くほどに増えていく」では、白髪を抜いても、そのあとから発毛する髪は白髪となるそうです。
一番いけないことは、頻繁に白髪を抜くことで、そのあとに生えてくる白髪の毛根に影響を与えてしまうことだそうです。
白髪自体が太くなったり、ウェーブがかかったりして、白髪を減らすどころか、かえって目立ってしまう結果になることもあるからです。
白髪が進行する原因は加齢で、歳を重ねることにより、メラニン色素を産出するメラノサイトが減少、消失することで期間をかけて少しづつ白髪が増えていきます。
ですので、意味の無い伝説に惑わされないで無駄な白髪対策をしないことが大切だそうです。
管理人シバやんもそれなりの年齢になっていましたので白髪の状態がとても気になっていました。
管理人シバやんの場合ですが、感覚的にも実際的にも白髪にはプロペシアの効果はほとんど無いように感じます。
なぜならば、4年以上もプロペシアを服用し続けていて白髪の改善を感じたことが無いからですのと、白髪に関しては服用する以前より増えたように感じました。
白髪に関しては加齢が大きな原因と言われています。
プロペシアを長く服用する期間で加齢がすすみ、その結果として白髪が増えると言うことかもしれません。
ですので、プロペシアで白髪の改善を期待するより、そんな時間があるならば、少しでも早く正しい白髪の対応をすることが良いからです。